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予習! 井上尚弥 vs. マーロン・タパレス (2023.12.26)

先日、12月26日(火)に井上尚弥選手のボクシング4団体統一戦が開催されるとの正式発表がありました。対戦相手は、現WBA·IBF世界スーパーバンタム級統一王者マーロン·タパレス!

むちゃんこ楽しみですねー

そんなわけで今回は、待ち遠しい井上尚弥戦をさらに楽しむための予習講座として、井上尚弥選手との対戦が正式に発表された現WBA·IBF世界スーパーバンタム級統一王者マーロン·タパレス選手について考察したいと思います。

フィリピン出身のサウスポー

現在31歳のマーロン·タパレス選手は、身長163㎝·リーチ165㎝のサウスポー。

40戦37勝(19KO)3敗の成績を残しています。

フィリピンはミンダナオ島出身で、兄弟姉妹8人の5番目と大家族で育ちました。インタビューを読むと、彼の活躍が家族の生活に大きく影響しているのを垣間見れます。ファミリーの稼ぎ頭なんでしょうね。

過去の戦績では日本人選手の試合が多い

実は、タパレス選手は日本人選手との試合が多く、日本のボクシングファンにとっては馴染みのある選手でもあります。また、山中慎介選手のスパーリングパートナーとして、2度招聘されたこともあるようです。

タパレスが対戦したことのある日本人選手は、木村隼人・大森将平・岩佐亮佑・勅使河原弘晶の4名。

さらに、大森選手と2回対戦したことを含めると、日本人選手とは5回も戦っています。

戦績は、大森選手岩佐選手にだけはKO負けを喫していますが、他の選手には勝利しています。

しかし2017年、WBO世界バンタム級王者としての初防衛戦にして、大森選手(当時バンダム級6位)との2回目の試合では、なんと体重超過をしてしまい、11回16秒TKOで勝ったものの王座をはく奪されるという”前科”があったりもします。

WBAスーパー・IBF王者

最近では、フルトンと並びスーパーバンタム級のもう一人の強豪と言われていたムロジュン·アフマダリエフ選手を相手に、2-1の判定でまさかの競り勝ち!

アフマダリエフ選手からWBA·IBF世界スーパーバンタムのベルトを奪取して、井上尚弥選手とのビッグマッチに駒を進めました。

強みと試合予想

タパレス選手の試合を観て感じるのは、踏み込みの速さ、パンチのパワー、打たれ強さといった特徴です。

特に、タパレス選手の右のフックは破壊力満点で、角度をずらした左のストレート(オーバーハンド)はタイミングがとりにくいように感じます。

井上尚弥選手でもこのパンチをもらったら…とは思いますが、もしタパレス選手が右フックの強振を外してしまうと、井上選手の左フック、特に必殺技の一つである左ボディフックが返ってくるので、今までのように思いきりよくパンチを出せるのかは疑問です。

世間的には井上尚弥選手の圧勝という見方が大勢を占めているでしょう。

私自身も、フルトン選手を相手にあれだけのパフォーマンスを井上選手が見せた今では、井上選手が有利という意見には反論しづらいですね。

井上選手の過去の試合を観てもサウスポー相手に苦手意識もないようですし、むしろ得意としているような感すらあります。身長·リーチともに井上選手の方が有利という点を考えても、今回も井上選手には死角がないのでは?と思います。

4団体統一を掛けた試合という点でもモチベーションも高いでしょうから、そういったメンタル面においても心配はないでしょう。

試合に絶対はないとはいえ、また日本のボクシングファンの歓喜の声を聞けることになりそうです。

12月26日の決戦まで、ボクシング映画を観て気持ちをさらに高めておくのはいかがでしょう?
映画を観ているだけなら痛くないですからね!

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